特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」 2021/6/19 鑑賞緊急事態宣言を受けて休館(チケットは涙の払戻し…)、再開から漸く予約が取れ、本日無事に鑑賞。以前、サントリー美術館でしっかりと鑑
特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」 2021/6/19 鑑賞緊急事態宣言を受けて休館(チケットは涙の払戻し…)、再開から漸く予約が取れ、本日無事に鑑賞。以前、サントリー美術館でしっかりと鑑賞していたが、甲・乙・丙・丁巻全てを観ることが出来るのは今回が初めて。もうこんな機会はないだろう。トーハク(東京国立博物館)には何度も来ているが、平成館に入ったのは初めてもしれない。写真は表慶館ですが、ここもまだない…。近代建築好きとしては内部もしっかり見たいのだが。今回は主に甲巻の、年代の異なる摸本を比較して見ることができ、同じ絵でも筆のタッチや顔つきが少々違うとか、「断簡」つまり元々はあったのだが現存せず、摸本によって存在が後々確認できた部分、そしてそれをつなげてみると…など、会期で多少違うようだが(今回は後期)、概ねコンプリート鑑賞できたようなものだと思う。パネル展示も多めで、人の列から一歩引いて観ることができたのもポイントが高い。動く歩道で甲巻を観るという、初の試みは本当によかった。日本人は興味のあるなし関係なく、やたら列を作り順番に観たがる。本来の美術館賞は、順路さえ守ればどこから観てもいいはずだし、出口まで来てもう一度気になる作品へUターンもOKなはず。現に私もそうしてる。音声ガイドもお借りするが、わからないことも知らないことも多く、好き嫌いの感性で素通りしてしまうこともある。しかし動く歩道なら一定のペースで運ばれ、かぶりつきで立ち止まりおしゃべりに興じる人に閉口することもなく、割り込みも無く平和。乗ってる時間は僅かだったが、手すりにもたれてのんびり観ることができた。鳥獣戯画の伝わる高山寺についての紹介と、 重要文化財「明恵上人坐像」が28年ぶりに外部公開、というのも貴重だった。高山寺…そう簡単に行ける場所ではない。そして乙巻以降は戯画は戯画でも、架空の動物やウサギやカエルよりもっと強い生き物たちにスポットが当たり、最終的には人間そのものが描かれていく。鳥獣戯画は甲巻だけじゃないということが、もっと広まればいいなと思う。ちなみに私のイチオシキャラは、甲巻二紙ですぐ登場する、鼻をつまんで水に飛び込もうとするウサギだ。背面飛込みに挑もうとしているあたり、結構アクロバットだ。残念ながらその推しのグッズがあまりなかったのだが…。すみっコぐらし、スヌーピー、ミッフィーがコラボされていた。ミッフィー派の私の選択はひとつ。グッズを買い漁る自分を想像して我ながらビビったが、ポストカードやクリアファイル、一筆箋やらボールペン等は既に持っているので、今回はこんな感じ。中身は飴の限定グッズ。明日が最終日だが、もう出ているだけしかないとのこと。他に赤と黄色の缶があり。予約時間まで余裕があったので、手前の東京都美術館へ。ミュージアムショップにて、ハマスホイのLEDライト付きルーペ。色合いが絶妙。そういえばハマスホイ展の開催はここだった…。 -- source link
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