ropemagic:「倒錯展」2015.2.8〜2.22 ギャラリー新宿座 普段は専らWEBサイト(ROPE MAGiC)での作品発表を行っているスズキレイジですが、今回久しぶりに頑張ってプリント作品
ropemagic:「倒錯展」2015.2.8〜2.22 ギャラリー新宿座 普段は専らWEBサイト(ROPE MAGiC)での作品発表を行っているスズキレイジですが、今回久しぶりに頑張ってプリント作品を製作して「倒錯展」で展示させていただきました。 昨年の11月に友人からの誘いで大阪でのグループ展に参加して、自分の中の作品展示熱が盛り上がってるところで、ギャラリー新宿座の「背徳展」を観に行き、出展者の紫護縄びんごさんと知り合って、続編とも言える「倒錯展」に志願して参加させてもらうことなったというのが、出展決定までのあらまし。開催間近での申し出を快く受け入れてくれたびんごさん、主宰者のあさみさんありがとうございました。 話が決まってからはあまり時間がなかったのだけど、どうせなら未発表の作品を展示したいなということで、都合のつくモデルさんと展示用の作品を撮影実施。協力いただいたMadaraさん、Rionaさん、Poppyさんに感謝。 それと平行して作品のプリントについて試行錯誤。特に今回は自分の作品表現にマッチするプリント用紙を探し求めて三千里、バライタ紙ぽいのや画用紙ぽいものなどいろいろ試してガッテン。最終的に行き着いたのはエプソンの顔料専用フォトマット紙にPX-5002というプリンタの組み合わせ。光沢が無くソフトでありながら、色の再現性や精細感も高く、女性の肌が柔らかく表現できるのです。 使える壁面の面積から計算して、作品のサイズはA3を14枚。白い壁を意識してシルバーのアルミ額を使うことにしました。プリント自体に大きめの余白をつけてマット枠なしのシンプルな額装。せっかくの質感を損なわないように表面のアクリルもなしにして、むき出しのプリントを見てもらえるようにしました。そして会期が長いので、途中で「たわみ」が出ないよう、裏打ち加工もちゃんと実施(←これがなかなか手間…)。 会期前日は仕事の関係で夕方から時間ぎりぎりで搬入&飾り付け。準備のための睡眠不足でヘロヘロになったびんごさんと再会。会場の対角線上に、明暗対照的な緊縛写真が飾られることになりました。隣のスペースの写真家ooxoさんは会期始まってから搬入&施工という豪快ぷり。バラエティに富んだ出展者が「倒錯展」の魅力です。 壁に飾った14点のパネルのほか、壁に飾れなかったA3サイズのプリント12点をブックにして展示。そして倒錯展用に撮影した3つのシリーズについては各12枚の組み写真をiPadでのスライドショーとして展示。ちょうど展示したスペースの前にはコーヒーテーブルがあって、お茶飲みながら壁に並んだ自分の作品眺めるのはとても良い気分でした。 会場での物販可能ということで、3年前に作った個展の図録のストックをひっぱり出して販売しました。今回は入場料1,000円の有料展示だったので、これまで3,000円で販売していたのを2,000円に割引。おかげさまで最終日に完売御礼。お買い上げいただいた皆さん、ありがとうございました。可愛がってくださいね。 自分の都合の良い時に在廊して良いっていうのは素晴らしいシステム。 せっかくの機会なので、土日祝日を中心に時間の許すかぎり在廊してました。ROPE MAGiCを長年見てくれている人や、まったく知らずに足を止めてくれた人…いろんな人と話ができて、刺激的で楽しかったです。他の作家さんと親しくなったり、まさかのイベント出演なんかもあって、なんとも濃い2週間あまりでした。 最終日は17時で閉店。買い手のついたパネルを手渡し。喜んでもらえて何より。壁から作品を外して梱包するのは呆気無いほどすぐに終わって、真っ白になった壁を見つめると祭りのあとの寂しさがひしひし。荷物を抱えて皆さんに挨拶して2月の寒空に。今回大活躍してくれたモデルのPoppyさんとお茶して解散。ひどく身体が疲れていることに気づいて、マッサージに寄って帰宅。しばらく休んで、また新しい作品をつくります。 ◇出展者◇ SMバーオーナー 紫護縄びんご 写真家 ooxo 美術家 酒井孝彦 画人 野崎晶 漫画・イラスト 榎本由美 画家・イラストレーター 近藤宗臣 緊縛写真作家 スズキレイジ 造形家 ピエール須田 画家 真木環 mowark 絵描き 絵葉書屋 長崎堂 見世物小屋の悪描童子 立日十三 イラストレーター 犬田いぬら イラストレーター 優姫あさみ 以上14名http://shinjukuza.jp/project/tousaku/ -- source link