ggiizzmmoo:餅無し正月は生きている────────────────────────────────────────────────────────────去年も触れたが、正月に餅を食べない地
ggiizzmmoo:餅無し正月は生きている────────────────────────────────────────────────────────────去年も触れたが、正月に餅を食べない地域が存在する。「イモと日本人」坪井洋文(未来社)という本に多くの事例があり餅を食べながらニヤニヤとこの本を眺める無為な正月を今年も過ごしている。空海や落人を虐待したり、餅つきの時誤って人死にを出したり地元の氏神が餅嫌いだったりするなど、実に様々な理由により正月に餅を食べない地域が点在する。しかし、この本の初版は1979年であり、参考文献も古そうなので既に失われた民俗文化として捉えていたのだが全然違うことが発覚した。昨年末、NHKの生放送番組を眺めていたら「お雑煮に餅を入れない人」のアンケートがリアルタイムで行われ、日本全国の人が赤と青のボタンを押した結果、実に10パーセント以上の人がお雑煮に餅を入れないという結果が出て、司会者の人も少し引いていた。もちろん自分もだ。確かにカレーのルウを「バーモント」から「こくまろ」に変えるように雑煮の味を軽率に変えることは余り無いような気がする。ハロウィーンや恵方巻きなど外来種に駆逐されていく日本の民俗だが、お雑煮は最後の砦の一角とも言えるかもしれない。ちなみに、岡山県のある一家では「先祖が正月餅を便所に落としたから」という理由で正月三が日は餅を食べないとある。気の毒としか言いようが無い。 正月記事アーカイブ③ -- source link
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