アジのつみれ麺───────────────────────────────────────────────────────────────帯に短し襷に長し調のアジは安く売られている事が多い。アジフラ
アジのつみれ麺───────────────────────────────────────────────────────────────帯に短し襷に長し調のアジは安く売られている事が多い。アジフライにするにはさみしいが南蛮漬けだとグイグイ来すぎな感じ。料理として良い着地点がなかなか見えないサイズ感。そんな鯵は安い。そういえば「できあがりの料理がイメージできない材料」というのは安く売られている事が多い気が・・・・しないわけでもない。・・・がどうだろう。ここ最近だと「サワガニ」「ロマネスコ」「ルバーブ」が非常に安価に売られているのを見た。「ナマコ」も爆安で売られていたが中国語を話しているお客さんが爆買いしていった。我々とは違い彼女には高解像度でナマコの出来上がりの姿がイメージ出来るのだろう。めちゃくちゃホクホクした顔をしていたので、つい何に使うのか話しかけてしまったが、何を言っているのかは全然聞き取れなかった。まぁいい。家でググろう。そんな魚介コーナーだが、その日は微妙なサイズのアジが安売りされていた。叩いてしまえば大きさなど関係ないので、こんな鯵はつみれにしている。アジは適当におろして身をたたく。アラや骨は煮出して出汁にしてしまう。これに団子を丸め入れれば上等の汁になる。つみれ汁として夕食にあげ、翌日はヒラタケと小葱を入れた温かい麺にする。鯵由来とは思えない、すきとおった出汁の澄み切った味が胃に染み込んでいく。ナマコの彼女ほどではないだろうが、ほくほくした気持ちで食べ終えた。 -- source link