リカとアイ 9 夜7時。子供の頃なら家の夕飯支度の匂いが恋しくなる時間だ。 街灯がつきはじめようとする時間になるも、行き先が決まらない。   「あ、ペットショップだ」 リカがつぶやく。 この駅の近くに