台湾で出会ったひとたち。中国語を教えてくれるタクシーのおじさん。散歩していた犬が目の前でおしっこをしてなんだか恥ずかしそうに笑っていたおばさん。最初は無愛想でやる気なさそうに接客してたのに、次の日に行
台湾で出会ったひとたち。中国語を教えてくれるタクシーのおじさん。散歩していた犬が目の前でおしっこをしてなんだか恥ずかしそうに笑っていたおばさん。最初は無愛想でやる気なさそうに接客してたのに、次の日に行ったら鼻歌を歌いながらマッサージしてくれた少年のような姿をした少女。十份に行く途中「うさまるちゃん」と声をかけてくれた日本人のカップル。サイン会や取材のとき、言葉ではうまく伝えられないわたしの心の奥まで汲み取って通訳をしてくれた李さん。預かってもらった荷物に「兎丸さん、お疲れさまでした」と日本語でメモを残してくれた台湾ジュンク堂の陳さん。インタビューの最後にその服はどこに売ってるのと質問してくれたライターのリコさん。サイン会に参加してくれたみなさん。わたしと同じクラッセのカメラを持った男の子。たまたま台湾旅行に来ていて2時間だけお子さんを旦那さんに任せてきちゃったとお茶目に笑う日本人のお姉さん。片道7時間かけて会いに来てくれた男の子。なにも聞いていないのに「地震は大丈夫です」と言われてわたしが泣いてしまいそうになったお兄さん。友達のためにサイン会に参加してくれた女の子。わたしの絵を描いてくれた男の子。目すら合わせてくれないけどツーショットはちゃんと撮るシャイなお兄さん。どんな関係なんですかと聞いたらみんな兎丸さんのことがすきなんですと会いに来てくれたなかよしグループ。わたしと自分の彼氏のツーショットを笑顔で撮ってくれる彼女。サイン会が気になって覗いては逃げる子どもたち。会った瞬間に泣き出してしまって、最後に淡水河から見る夕日がきれいだということを教えてくれた女の子。写真がすきな男の子女の子。わたしのことがすきだという女の子男の子。謝謝といえば謝謝と笑顔で返してくれる台湾のひとたち。台湾の魅力は人なんだと思う。台湾にいるあいだは雨が降っていて寒い日がつづいたけれど、わたしの心はずっとあたたかい。わたしの家の近くを流れる川はきっとあの淡水河とつながっていて、そう思うだけでみんなの存在がとても近いものに感じる。また会えるような気がする。 2018.2.15 兎丸愛美 -- source link
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