benediktine:【「ママチャリ」 ロンドンっ子の心つかめ!】 2013.12.5 09:00 { 写真 : ロンドンの自転車店「Mamachari(ママチャリ)」の前に立つ店主のノア・フィ
benediktine: 【「ママチャリ」 ロンドンっ子の心つかめ!】 2013.12.5 09:00 { 写真 : ロンドンの自転車店「Mamachari(ママチャリ)」の前に立つ店主のノア・フィッシャーさん=2013年10月、英国・首都ロンドン(共同) } 手頃な価格なのに、機能的で壊れにくい-。そんな“ママチャリ”の魅力を英国で伝えようと、自転車ブームに沸くロンドンにママチャリを中心に扱う販売店が初めて登場した。日本から中古品を輸入し再利用、客からの評判も上々で、人気拡大にも期待がかかる。 《手頃さ求める声》 流行に敏感な人々が多く住むとされるロンドン東部に今年開店したのは、その名も「Mamachari(ママチャリ)」。8畳ほどの広さの店内には、日本で主婦などが買い物に使う自転車、通称・ママチャリが所狭しと並んでいた。 「こういった自転車は、英国にはほとんどないんです」と話すのは、日本への留学経験もある英国人店主のノア・フィッシャーさん(35)だ。 自転車の歩道走行が禁止されている英国では、マウンテンバイクなどスポーツタイプの自転車が主流。高機能な分、価格も高く「付属品も含めると400~600ポンド(約6万8000~約10万円)かかるのが普通」(フィッシャーさん)だという。 環境意識の高まりや自転車専用レーンの整備などによって、ロンドンでは近年、自転車ブームとなっている。一方、自転車の盗難が多く社会問題化しており、ロンドンだけで1年に2万台以上が盗まれている。 ——— そんな中、以前は自転車の整備士として働いていたフィッシャーさんは、日本滞在経験のある客から「ママチャリのような手頃な自転車がこの国にあれば」という声を聞き開店を決意した。 小ぶりな車体は、収納スペースが限られるロンドンの住宅事情にも合っているという。 《中古品を輸入・修理》 自転車は競売に出された中古のものを日本から輸入し、フィッシャーさん自らが修理した上で販売している。販売価格の中心は100~300ポンド(約1万7000~約5万1000円)。倉庫を見せてもらうと「お役御免」となった郵便局の自転車など、それぞれの歴史を背負った自転車が並んでいた。 客からの評判も上々だ。ロンドンに住む整形外科医のレジ・ブンブラさんは「病院への通勤に使っている。とてもしっかり作られているし、リラックスした気持ちで乗れるのがいいよ」と語る。 「日本から遠く離れたこの国で自転車が再利用されているのを見て、びっくりする日本人のお客さんもいる」とフィッシャーさん。今年6月の開店以降、60台以上を売り上げ、販売面でも手応えを感じているという。(共同/SANKEI EXPRESS) -- source link