gtokio:えーと。繰り返すと、「柏、大宮、立川、町田という都心のターミナル駅が魅力的になり、商業機能も高まってきた。都心地域に人が行かなくなる“逆都市化”という現象が起きて
gtokio:えーと。繰り返すと、「柏、大宮、立川、町田という都心のターミナル駅が魅力的になり、商業機能も高まってきた。都心地域に人が行かなくなる“逆都市化”という現象が起きている」のですw。 「逆都市化」とは、「郊外都市の発展で、わざわざ都心に出かけなくても用が済んでしまう、都心に人が集まらなくなる」という現象で、同教授によると、このような現象は「世界的に起きている」とのことで、更に、「ロンドンもニューヨークも都心の開発が場所的に制約がある」、「郊外のターミナル駅周辺が立派になってきた、というのが世界的な傾向」とのことです。 以上(番組もここまで)。 まっ、一番のポイントは、「逆都市化」が「世界的に起きている」ことだと僕は思う。前回の「ファスト化するニューヨーク・マンハッタン」の記事で、「東京で起きているような変化がマンハッタンでも起きている」と書いたのだけど、似た現象が複数の都市で起きていると、そこに都市生成の不変性(構造)があるのではないか、と考えられ得るからです。 もちろん、「逆都市化」に関しては、すでにクラッセン*4の「都市サイクル仮説」(都市化→郊外化→逆都市化→再都市化)や、ジョエル・ガローの「エッジシティ」(住宅の郊外化→商店の郊外化→職場の郊外化)*5等の膨大なデータに基づいた実証的な都市論があるし、また、別ブログの「雑記4」の記事で、僕が作図した「都心流入率の減少による効率性(の増加)」の図も、ある程度はこの現象を説明し得ているのではないかとも思っている。でも、何よりも、都市論で記述(予測)されている現象が、現実の都市(東京)で、今もこの瞬間も進行している(現実化している)と思うと、不思議な気分に誘われる。 2010-10-04 - 未来の門を血にさびた鍵で開けようとするな、マスターキーで開けよう -- source link